スタッフの成長が良いお店をつくる
N&Aが描くサロン運営の未来像
Corporate : | 株式会社N&Aホールディングス |
Place : | 埼玉県久喜市 |
URL : | https://hairshop-na.jp/company/ |
Position : | 代表取締役 |
Name : | 小久保 明夫 様 |
活躍している男性美容師の存在を知り、業界へ飛び込むことを決めた
小久保代表が美容師業界に入った背景について教えてください。
中学校時代は校則が厳しい学校に通っており、男子生徒はみんな坊主頭で、親が買ってくれたバリカンで自分や友達の髪を整えていました。思えばその頃から、誰かの髪を触るのが好きだったのかもしれません。
高校では髪を伸ばしてもいい学校だったので「どんな髪型にしようか」とヘアカタログを見ていたところ、その雑誌に須賀勇介さんのインタビューが載っていました。須賀さんのサクセスストーリーを読んで「これからは男性美容師も活躍できる時代なんだ」と驚き、私もこうなりたいと憧れを抱きました。
高校を卒業して美容師学校に入りましたが、当時は「美容師といえば女性」というイメージが強かった時代です。生徒200人のうち男性は20人ほどしかいませんでした。
活躍する男性美容師の姿に憧れ、美容師業界に飛び込んだのですね。お店を創業するまでのいきさつもお聞かせください。
男性美容師が少ない中でも「いつかは自分の店を持ちたい」という夢を持ち、最初は渋谷のサロンに就職しました。その後は地元に戻って美容師としての腕を磨き、妻と出会って結婚したのですが、妻の親戚が埼玉県幸手市で美容室をしており、その事業を引き継ぐことになりました。それが24歳の頃です。
若い頃は経営や雇用のことは何もわからず、とにかく目の前のお客様に向き合うことだけを一生懸命にやっていました。開業から3年間で幸手2号店・3号店と規模を広げ、その後も徐々に新しい店を増やしながら2005年に法人化し、今に至ります。
サロン運営において何より嬉しいのは「スタッフの成長」
会社の規模を大きくする中で、特に苦労したのはどういった場面でしたか。
今でこそ130名以上のスタッフを抱えて16店舗を運営していますが、まったく順風満帆には来ていません。美容師をやるのなら自分でサロンを経営したいと思っていたものの、実際にやってみると大変なことも多かったですね。
法人化するまでの10年間はずっと個人事業主としてやってきましたから、会社の仕組み・雇用の仕組みとは何なのかという基本から勉強しました。時にはお客様にお叱りを受ける場面もあり、お客様のご自宅に伺って謝罪したこともあります。失敗から様々な経験を得て、会社運営にその学びを活かしたからこそ、今までなんとかやってこられたのかなと思います。
経営において嬉しかったこと、印象に残っている出来事は何でしょうか。
若手がどんどん育って、会社を支える人材になっているのはとても嬉しいですね。当社では創業当時から働くスタッフや、結婚・子育てを経てパートで復帰するスタッフも非常に多いです。
16店舗まで拡大したのも「会社を信じてついてきてくれるスタッフ一人ひとりに、活躍の場を作ってあげたい」という気持ちがあったからです。会社は人で成り立っていますから、長く働いてくれて意欲のあるスタッフにはぜひ色々な仕事を任せ、どんどん成長してほしいと思っています。
SBAでサロンのイメージ画像を整えたことで、新規のお客様が増加
御社では複数の店舗でSBAを導入いただき、店舗によって使用歴は異なるものの、半年から1年ほどはお使いくださっていますね。サービスに関する感想はいかがですか。
サロンボードを定期的に手入れするのは大切だと理解していても、通常のサロンワークで手一杯な中ではなかなか手が回らずにいました。SBAではホットペッパーのトップ画像などをきれいに整えて、ある程度のクオリティまで持っていってくれるので助かっています。自分たちで画像を作る時間や手間が省け、広告代理店などに画像作成を別途お願いする必要もなくなりました。
画像を変えただけでも集客状況は大きく変化し、しっかりと結果につながっています。やはりサロンの画像は第一印象が大事ですから、お客様が行ってみようかなと思う、心に響くものになっているのだと思います。「写真を見て感じが良かったから」と選んでもらえることが増えました。
店舗展開を通して「スタッフが活躍できる場づくり」を実現したい
これからのサロン運営について、何か抱負や目標があれば教えてください。
美容室部門に加えて、マツエクなどの美容部門、ヘアカラー部門の3事業で店舗を展開できればいいなと考えています。企業として成長・発展することで、現場で力をつけたスタッフが店長やマネージャーとして活躍する場が生まれますし、若手にとっても将来の希望が芽生えるのではないでしょうか。
最も大切なのはスタッフが仕事にやりがいを持ち、切磋琢磨しながら技術を磨くことです。その努力をしっかりと評価し、適切なポストへ引き上げてあげられる組織づくりを今後も続けたいと思います。
サロン経営においてたくさんの苦労がありつつも、スタッフと経営層が一丸となり会社を大きくしてきた歴史が伝わってきました。本日はお話いただきありがとうございました。