お客様・スタッフ・地域とともに…
HAIRWORKS bona. が目指す未来
Corporate : | ボナ株式会社 |
Place : | 群馬県伊勢崎市 |
URL : | https://hw-bona.com/company/ |
Position : | 代表取締役 |
Name : | 高橋 礼人 様 |
床屋を営む両親に憧れて美容師の道へ
高橋代表が美容師になったきっかけを教えてください。
私の実家は床屋で、小さい頃から両親が働く背中を見て育ちました。店を手伝うことも多く、私の中に「将来は美容師の道に進むんだ」という考えは当たり前にあって、自然な流れで高校卒業後に美容師学校へ進学しました。
美容師学校を卒業後、ご自身でサロンを開くまではどういった流れでしたか。
社会に出て美容師として修業するうちに「30歳で独立したい」と夢を抱き、様々なお店で技術を身につけました。独立を見据えたときに「今自分に何が足りないのか」を分析して、技術力が高いお店に行ったり、海外で学んだり、大手サロンでマネージャー経験を積んで経営を勉強した時期もありましたね。
そして31歳のとき、伊勢崎市に1店舗目のサロン「HAIRWORKS bona.」を開業し、今年で20周年を迎えます。独立時には前職の美容師仲間が一緒に働いてくれることになり、8名のスタッフでスタートしました。今では20店舗で50名以上のスタッフが活躍するサロンとなっています。
サロン運営では難しい場面も…
心の支えになったスタッフの存在
今では14店舗ものサロンを運営する高橋代表ですが、経営においては苦労もたくさんあったのではと思います。
会社が少しずつ大きくなる中で、社員10人以上が一斉に退職したことがありました。会社の規模が小さく少人数で和気あいあいとしているうちは、意思疎通もすぐにできますよね。しかし仲間が増えてくると、みんなが同じ方向に進むためにマネジメントや組織化が必要になります。
その変化がもともといた人たちには堅苦しく感じてしまったようで、一斉退職につながってしまいました。けれども私としては、経営者として会社を成長させるためには、マネジメントは絶対に必要だと感じていました。
もちろん、それまで一緒にやってきた大事なメンバーが去ることには落ち込みましたが、トップが揺らぐと会社も揺らいでしまうので、経験を学びにして気持ちを強く持つことを意識していましたね。
経営において嬉しかったこと、印象に残っている出来事は何でしょうか。
嬉しい瞬間は、スタッフの成長が見られたときです。プロフェッショナルとしての自覚を持ち、感謝と誠実な心でお客様や仲間に向かう姿勢を目にすると、とても頼もしく感じます。
またマネージャー陣も、何かあった時に助けてくれる心強い存在です。複数の退職者が出てつらかった時期も「一緒に頑張りましょう」と励まし、支えてくれました。苦しい時期も共にしたからこそ、今の強い絆があると思います。
これまで一緒に成長してきた仲間や、今の店舗で頑張ってくれるスタッフがいることは、当たり前ではなくとてもありがたいことです。これからもスタッフと協力してお客様に選ばれるお店づくりにまい進します。
SBA導入によって集客面に訪れた変化
御社はSBAを導入いただいて1年経過しますが、サービスに関する率直な感想をお願いします。
1年使用してみて、幹部たちは「集客に成果が表れている。とてもありがたいサービスだ」と言っています。サロンボードに関する様々なアドバイスがもらえたり、数値的な分析や作業の代行までやってくれるので、ぜひこのまま継続して使いたいですね。こういったサービスは数か月などの短期で契約しても結果が見えづらいため、それでダメだと判断するのではなく、1年ほどはじっくり使ってみるのが大事だと思っています。
今後のサロンの広報活動において、挑戦したいことはありますか。
当社では新卒だけでなく中途も含めた採用活動に力を入れているため、求人につながる情報は今後もどんどん出していきたいと思います。加えて、LINEやGoogle広告といった新しい集客方法にも挑戦していき、お客様との接点を増やしたいですね。Instagramでの投稿を開始した店舗も一部あり、様々なSNSや広告媒体を積極的に活用したいと考えています。
地域で一番愛されるサロンを目指して
これからのサロン運営について、何か抱負や目標があれば教えてください。
当社は地元に根ざした企業として20年やってきたので、やはり地域で愛されるお店にすることと、スタッフが成長できる環境を作ることが基盤になります。最近の美容業界は大きく様変わりしているため、東京の最先端のノウハウを誰よりも先に群馬へ持ってくることも重要です。
また今後は後継者の問題もあります。スタッフにお店を譲るのか、ホールディングスや分社化するのか、時代に合わせて最善の方法を決めたいと思っています。もしかすると新しい店舗展開もあり得るかもしれませんが、美容の領域からは外れないようにして、しっかりと当社らしさを貫くつもりです。
売上などの数値的な部分ではなく、お客様に寄り添った接客やスタッフの人間的魅力など、目に見えない部分で「群馬で一番のサロン」になることが当社の理念です。スタッフがそんな価値観のもとで日々の接客に向かうことこそが、当社に関わるすべての人々の笑顔につながる第一歩だと思います。
高橋代表のスタッフへの愛情や、地域に根ざしたお店にしたいという熱い想いが伝わってくるインタビューでした。素敵なお話をありがとうございました。